2011年7月31日日曜日

中国が福島沖で海水調査


中国が福島沖で海水調査 3百倍の放射性物質検出 

2011.7.31 00:10
 中国国家海洋局は30日までに、福島県沖の西太平洋の海水から中国近海の最高300倍に上る濃度の放射性物質を検出したと発表した。同海域の大気には異常はなかったという。国家海洋局は「福島県東から東南方面の西太平洋は、明らかに原発事故の影響を受けている」と表明した。
 中国の海洋調査船「南鋒」が、宮城県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で先月航行しているのが見つかっており、同船が採取した海水を分析した結果とみられる。
 国家海洋局によると、西太平洋海域の海水から、中国近海と比べてセシウム137が最高300倍、ストロンチウム90が最高10倍を超える量を検出したという。ただ、具体的な数値は明らかにしていない。
 南鋒は福島第1原発事故の環境影響調査という名目で6月16日~7月4日、西太平洋などで約5千カイリを航行、調査海域の面積は約25万平方キロに上った。海洋の大気や海水、海洋生物などを採取した。(共同)

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