2011年7月11日月曜日

海洋について


海洋について

 福島第一原子力発電所からは、4月1日~6日と5月11日の2度にわたり高濃度の汚染水が海水中に流出しました。放射性物質の総量は、4月の流出時で約4700テラベクレル(テラは1兆)、5月の流出時で約20テラベクレルと推定されています。また、4月4日~10日には、高濃度の汚染水が流出するのを防ぐため、比較的低濃度の水を約1万トン、海水中に放出しました。この放射性物質の総量は、約0.15テラベクレルと推定されています。
 流出した放射性物質は海流に乗って福島県沖から千葉県沖にかけて広まり、長い時間をかけて海底に運ばれていきます。この海域ではさまざまな海産物に出荷制限が出されるなどの影響を受けました。
 福島第一原子力発電所では、流出経路の閉鎖や漏出防止フェンスの設置、前面海域の海水からの放射性物質の除去などを行い、その後、海水の放射能濃度は下がっています。
 文部科学省などでは、海水や海底土などについて海域モニタリングを行い、その結果をホームページで公表しています。
原子力災害対策本部「原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故について-」(平成23年6月)より
◆文部科学省ホームページ
◆原子力安全委員会ホームページ

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