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2018年6月30日土曜日

メガトン級、1000Kgならトクサイ扱!

ダイナマイト680kgの圧倒的火力で2つの巨大冷却塔を爆破解体する映像


680kg(約1500ポンド)のダイナマイトを爆発させて発電所で使用されていた2つの巨大な冷却塔を爆破解体している映像です。33階建てのビルに相当する巨大な建築物が瞬く間に崩れ去っていく姿は迫力満点です。
米・フロリダ州ジャクソンビルのランドマークタワーとして知られる発電所の冷却塔の爆破解体が撮影されています。解体費用は6800万ドル(約75億円)ですが使用し続けているよりも安いとのことです。
1,500lbs of dynamite EXPLODE Jacksonville cooling towers in 12 sec – YouTube

JEA Jacksonville Cooling Tower Implosion – YouTube

Implosion of JEA cooling towers – YouTube

ちなみにこちらはヨーロッパに存在するいくつかの冷却塔内部を撮影したもの。使用中のモノから廃墟化したモノまで色々な冷却塔が独特の存在感で存在しています。
幻想的な雰囲気が漂う巨大冷却塔の内部を撮影した写真シリーズ

2017年8月6日日曜日

リトルボーイ86

リトルボーイ英語: Little Boy)とは、第二次世界大戦においてアメリカ軍広島市に投下した原子爆弾ガンバレル型[1]ウラニウム活性実弾 L11)のコードネームである。いわゆる「広島原爆」「広島型原爆」である。
これは、人類史上初めて実戦で使用された核兵器である[2]原子力災害核実験原発事故など)や自然災害地震台風隕石衝突など)の規模を表記する際に、このリトルボーイを基準に「広島原爆n個分」と換算されることもある。

目次

概要

リトルボーイの構造。赤がウラン235。
全長3.12m、最大直径0.75m、総重量約5t。番号はMk.1。ウラン235を用いており、二分されたパイプの両端に置かれたウラン235の塊の一方を火薬の爆発力でもう一方のウラン塊にぶつけ、臨界量を超過させて起爆するガンバレル型である。
積載されたウラン140ポンド(約65kg)のうち、1.38%(約876.3g)が核分裂反応を起こしたと推定されている。[3]核出力TNT換算で約15kt(5.5 × 1013ジュール)である。

開発

ガンバレル型の原子爆弾が「どのように設計されたのか」は、未だに軍事機密扱いであり、情報公開されていない。
一部に、リトルボーイは ナチス・ドイツ製、もしくはその複写であったのではないか、とする説がある。この説の説明として、アメリカがガンバレル型の開発をした経緯がなく、当初よりプルトニウムを用いた爆縮式(インプロージョン型)の実験を行っていた、とされることがある。
しかし、アメリカ合衆国が研究していた、原子爆弾の当初構想は「ガンバレル型」であり、原子爆弾の研究を行っていた世界のどの国においても、構造が比較的簡易であり、インプロージョン型よりも基本部分の製造が容易であるガンバレル型の研究が行われていた。実際に米国ではプルトニウム239を材料としたガンバレル型のシンマン(Mark 2)として開発が行われていた。ただしMark2の開発は難航し、実際に中断・放棄されている。
米国および人類初の核爆弾稼働実験である「トリニティ実験」において使用された爆弾(ガジェット)もインプロージョン型である。では理論構造が単純であるとはいえ、取り扱いや安全性に疑問があり、実験実績のないガンバレル型を、なぜ投下第一号としたのか等の不明点が残るが、これもまた機密扱いであり明らかになっていない。リトルボーイ使用の3日後に長崎に投下されたファットマンは、トリニティ実験と同様の「プルトニウムを使用したインプロージョン型」である。
1943年頃、プルトニウムの過早反応が認識され、爆縮方式の設計がスタートする。1944年7月には、ほぼ全面的にプルトニウム爆縮式に開発努力は移行するが、トリニティ実験までは爆発成功の確信がなく、すでに爆弾設計としては完了しウラニウムの濃縮の進捗を待つのみとなっていたガンバレル型が予備として計画されたとされている。
大量のウラニウムを必要とするガンバレル型のリトルボーイの製造において、終戦間際にドイツ国内や潜水艦から押収されたウラニウムは使われなかったとする根拠はないが、量的には1939年の時点で カタンガ州(コンゴ)からおよそ一千トンが搬入されたウラニウム鉱石が原料の大部分を占めていた。

実験

1945年当時、この方式の検証のための核実験は行われていない。核実験による検証を経たのは、プルトニウムを使った爆縮方式のものが1945年7月16日、アメリカニューメキシコ州アラモゴード近郊のアラモゴード爆撃試験場(現:ホワイトサンズ・ミサイル実験場内「トリニティ・サイト」)で行われたのみである。これは一般には、既にウラン235を使った核分裂試験が原子炉内で行われていた為に核爆発を伴う検証そのものが不要であったとされているが、実際はテストを行うことで高濃縮ウランが不足し、この方式の原子爆弾の戦線への投入に遅れが生じることを、アメリカ軍が嫌ったというのが真相のようである[4]

安全性

ガンバレル型の原子爆弾は、安全性に大きな問題があるため、アメリカ合衆国で作られなくなった。完成したガンバレル型の原子爆弾は、推進薬に点火すると、必ず核爆発を起こしてしまうため、フェイルセーフが存在しない。
そのため、爆弾を搭載したB-29が墜落したり、何かのミスで投下前に推進薬が点火したりするなど、万が一の場合に備え、爆撃機に兵器係として原爆の技術者を同乗させ、その者が投下の前に手作業で砲身内に推進薬(コルダイト火薬)を詰めこむという安全対策を取ったほどである。
たとえ推進薬が無くとも、墜落の衝撃によって砲弾部が標的部に突入すれば、核爆発が起きる可能性が十分に高く、海中に墜落すれば、爆弾内に流入した水が減速材として働き、臨界状態になる可能性があった。このため海に落下すれば、周囲一帯を「危険地域」として閉鎖せざるをえなくなる。これらの危険性を排除できるだけの安全装置の開発は不可能であるとされ、ガンバレル型自体が開発中止になる原因となった。

経緯

焼失面積13,200,000m2、死者118,661人、負傷者82,807人、全焼全壊計61,820棟の被害をもたらした。爆心地の近くにあった広島県産業奨励館は、現在原爆ドームとして世界文化遺産に登録されている。
(原爆被害の詳細は広島市への原子爆弾投下を参照)

2012年5月27日日曜日

福島第一原発4号機の建屋内部

危険な状態の東電の情報隠蔽工作、公開出来ない程危険な状態にある福島第一原発4号機の現状が公開されたのだが、東電の会見を聞けば聞くほど恐ろしさを感じるのである。
 世界が注目する中、客観的に見ても危険な状態にあるにもかかわらず、安全を主張する東電の会見は、別の危険性を増幅させると思えるのであった。 東電原子力立地本部長代理の松本氏、部長代理が会見を行う無責任な会見がより一層、事態の深刻さを物語るのである。 彼は、詰め腹を切らされる生贄であるのだから、責任などとるつもりなど無いわけである。 松本氏も東電の犠牲者の一人、東電と言う企業体制下にあっては、これもまた、仕事の内、役目なのであろう。
とは言え、四号機のプール、使用済み核燃料の新たな危険性が浮上するのであるが、他人事のように軽く言い流す松本氏の会見を聞いただけでも不安となるのであるが、決して安全ではないのである。 耐震性の懸念、使用済み核燃料プールの崩壊懸念、広島原爆4000発の脅威、メルトダウンの脅威と予断を許さない状況である。

2012年4月13日金曜日

原子炉に窒素入れる装置 一時停止


原子炉に窒素入れる装置 一時停止
4月13日 15時18分

原子炉に窒素入れる装置 一時停止
東京電力福島第一原子力発電所で、13日未明、水素爆発を防ぐために1号機から3号機の原子炉などに窒素を入れる装置がおよそ2時間半にわたって停止しました。
この装置の停止は先月から4回と相次いでいて、東京電力が故障の原因を調べています。
13日午前1時すぎ、福島第一原発の1号機から3号機で、水素爆発を防ぐために原子炉や格納容器に窒素を入れる装置が停止しているのを作業員が見つけました。
このため、予備の装置を動かしておよそ2時間半後に窒素の供給が再開したほか、その後、停止した装置も再び動かしているということです。
この影響で、1号機の格納容器に設置している温度計の1つが、午前4時からの6時間で50度5分から55度5分へと5度上昇したということです。
窒素を入れる装置の故障は、先月12日以降、今月4日と7日にも停止していて、13日で4回目だということで、東京電力が故障の原因を調べています。
福島第一原発では、このほか、4号機の使用済み燃料プールで、12日午後3時前にプールに冷却水を送る配管のつなぎ目から放射性物質を含む水およそ40リットルが建物の内部に漏れ、停止している冷却水を送るポンプは再開のめどが立ってないということです。

2012年4月5日木曜日

放射能汚染水、また海へ流出か 福島第一原発


放射能汚染水、また海へ流出か 福島第一原発

関連トピックス

 東京電力は5日、福島第一原発で放射能汚染水の浄化処理で出る廃液がホースから漏れたと発表した。水漏れは止まったが、排水溝から一部が海に流れた可能性が高いという。漏れた量は約12トンとみている。3月26日にも近くでホースから廃液が漏れた。
 3月26日に漏れた廃液は、放射性セシウムで1リットルあたり1万ベクレル、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す物質の放射能総量は1億4千万ベクレル。今回もほぼ同じ濃度とみられる。
 5日午前0時過ぎに漏れていたとみられる。直後にポンプが自動停止した。しかし、作業員は停止の原因が水漏れと気づかずに3回ポンプを再起動し、水漏れの量が増えた。水漏れと気づいたのは午前1時5分で、水漏れが止まったのは午前2時20分だった。ホースのつなぎ目が外れていた。
 海へとつながる排水溝の周りに土嚢(どのう)を積んで流出を防ごうとしたが、廃液の一部が排水溝に流れ込んだ。つなぎ目が外れにくい配管に交換している途中だったという。

2012年3月28日水曜日

原爆の10倍?


【放射能漏れ】
2号機格納容器、毎時72・9シーベルト 内部の線量初めて測定

3.27 19:45 [放射能漏れ]
東京電力は27日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内に線量計を入れて計測し、最大で毎時72・9シーベルトの高い放射線量を確認したと発表した。これまで同原発で測定された線量で最も高く、溶融燃料の取り出しなど今後の廃炉作業の障害になる可能性もある。炉心溶融を起こした1~3号機で、格納容器内部の線量を測定したのは初めて。[記事詳細]

メルトダウンを起こした、原発二号機の放射線量は、六分間で原爆の爆発した時の放射線量であり、即死に至る、致死量だ。 なぜ、警戒区域に立ち入らせたか疑問は残るが、警戒区域ではなく、立ち入り禁止区域ではないのかと疑問である。 関電社員が、原子力発電における、事故を身を以て経験できる、絶好の機会である再稼働推進派は、今すぐ、現場に急行せよ!、電力会社の職員は原子力発電のリスクを再学習すべきであろう。 今なら、現地視察、五分間で即死は間違いないのである。 72,900ミリシーベルト/h(1,210ミリシーベルト/m)の被爆線量 331GBq/sの放射線量
原爆10個分の被ばく線量て事になる訳だから、核兵器による攻撃を(テポドン、ピカドン)をくらったようなものである。 チェルノブイリ原発事故など、くらべものいくらい重大事故、これがレベル4現状である。

2012年3月10日土曜日

飲食物摂取制限に関する指標について


飲食物摂取制限に関する指標について

 「5-3 防護のための指標」の表3に示した値の算出についての考え方を以下に示す。

① 放射性ヨウ素について

 ICRP Publication 63 等の国際的動向を踏まえ、甲状腺(等価)線量50mSv
/年を基礎として、飲料水、牛乳・乳製品及び野菜類(根菜、芋類を除く。)の3つの食
品カテゴリーについて指標を策定した。なお、3つの食品カテゴリー以外の穀類、肉類等
を除いたのは、放射性ヨウ素は半減期が短く、これらの食品においては、食品中への蓄積
や人体への移行の程度が小さいからである。
 3つの食品カテゴリーに関する摂取制限指標を算定するに当たっては、まず、3つの食
品カテゴリー以外の食品の摂取を考慮して、50mSv/年の2/3を基準とし、これを
3つの食品カテゴリーに均等に1/3ずつ割り当てた。次に我が国における食品の摂取量
を考慮して、それぞれの甲状腺(等価)線量に相当する各食品カテゴリー毎の摂取制限指
標(単位摂取量当たりの放射能)を算出した。

② 放射性セシウムについて

 放射性セシウム及びストロンチウムについても飲食物摂取制限の指標導入の必要性が
認識されたことを踏まえ、全食品を飲料水、牛乳・乳製品、野菜類、穀類及び肉・卵・魚・
その他の5つのカテゴリーに分けて指標を算定した。
指標を算定するに当たっては、セシウムの環境への放出には89
Sr及び90
Sr

137
Csと
90
Srの放射能比を0.1と仮定)が伴うことから、これら放射性セシウム
及びストロンチウムからの寄与の合計の線量をもとに算定するが、指標値としては放射能
分析の迅速性の観点から
134
Cs及び
137
Csの合計放射能値を用いた。
 具体的には、実効線量5mSv/年を各食品カテゴリーに均等に1/5ずつ割り当て、
さらに我が国におけるこれら食品の摂取量及び放射性セシウム及びストロンチウムの寄
与を考慮して、各食品カテゴリー毎に134
Cs及び
137
Csについての摂取制限指標を算出した。


③ ウラン元素について

 核燃料施設の防災対策をより実効性あるものとするため、ウランについて我が国の食生
活等を考慮して指標を定めるとの方針のもとに、実効線量5mSv/年を基礎に、全食品
を飲料水、牛乳・乳製品、野菜類、穀類及び肉・卵・魚・その他の5つのカテゴリーに分
けて指標を算定した。
 指標を算定するに当たっては、5%濃縮度の
235
Uが全食品に含まれ、これが5m
Sv/年に相当すると仮定し、さらに我が国における食品の摂取量を考慮して、各食品カ
テゴリー毎に飲食物摂取制限に関する指標を算出した。

④ プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種について

 再処理施設の防災対策をより実効性あるものとするため、IAEAの「電離放射線に対
する防護及び放射線源の安全に関する国際基本」(BSS)に記載されているアルファ核
種(アメリシウム、プルトニウム等)について我が国の食生活等を考慮して指標を定める
との方針のもとに、実効線量5mSv/年を基礎に、全食品を飲料水、牛乳・乳製品、野
菜類、穀類及び肉・卵・魚・その他の5つのカテゴリーに分けて指標を算定した。
 指標を算定するに当たっては、多種類のアルファ核種が共存して放出される可能性があ
るので、核種毎に指標を作成することはせず、アルファ核種が全食品に含まれ、これが5
mSv/年に相当すると仮定し、さらに我が国における食品の摂取量を考慮して、各食品
カテゴリー毎に飲食物摂取制限に関する指標を算出した。

2012年3月6日火曜日

原子力災害対策支援本部


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文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果

参考

東京電力(株)福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の影響を詳細に確認できるようにすることを目的として、放射線量等分布マップ及び、走行サーベイマップ並びに、文部科学省が実施している様々なモニタリングの結果をもとに作成した文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイトは以下のページをご覧ください。

航空機モニタリング実施計画

航空機モニタリングの実施に係る報道発表は以下の資料等をご覧ください。

お問い合わせ先

原子力災害対策支援本部
堀田(ほりた)奥(おく)
電話番号:03-5253-4111(内線4604、4605)

電気器具から出ている電磁波にも、放射線と同じ影響があるのでしょうか


電気器具から出ている電磁波にも、放射線と同じ影響があるのでしょうか。

福島県在住 60代 その他職業 男性 の方からいただいたご質問
放射性セシウムから放出される放射線は、ガンマー線だと聞きました。
ガンマー線は電磁波のことだとも聞きます。となると、電気器具から出ている電磁波も、人体に対する影響は放射線と同じと考えても良いのでしょうか。
で、あれば、機器によるのでしょうが、音楽プレーヤー等は、何マイクロシーベルトぐらいに匹敵するのでしょうか。
関連キーワード:
 
ご質問にありますとおり、ガンマ線は電気器具などから出ている電磁波の仲間です。電磁波には、テレビ・ラジオの電波、携帯電話の電波、可視光線(いわゆる普通の光)、紫外線、赤外線などが含まれます。物理学の分野では放射線の広義の定義では、これらすべてを含みます。しかし、同じ電磁波でも皆それぞれエネルギーが異なります。ガンマ線はエネルギーが高い電磁波、電気器具から出る電波や可視光線などはエネルギーの低い電磁波です。
違いは次の点にあります。エネルギーの高い電磁波であるガンマ線(とエックス線)の放射線は、物質を透過することができます。また、物質を透過する際に、物質を構成する分子や原子にエネルギーを与え、電子を分離し、さらに、この電子が周辺の原子を分離してイオンを作るという特徴を持っています。これを電離作用といいます。この電離作用の能力を持った放射線を、通常は単に「放射線」といっていますが、これは狭義の定義による放射線を意味していて、正式には「電離放射線」といいます。この電離放射線が人体に与える影響の大きさを表す単位が「シーベルト」です。これに対して、電離作用能力のない電気機器から出るような電磁波や光は、人体影響について「シーベルト」で表すことはできません。

2012年3月5日月曜日

過去の核実験による放射能放出と今回の事故を比べて


福島原発から放射能が漏出していますが、これは過去の核実験による放射能放出と比べて
1)露出する放射能の種類
2)放射能量
3)遠近の環境への短期/長期影響
相違点を教えてください。
 
1)核爆発や運転を続けた原子炉が持っている放射性核種は基本的に同じですが、大気中への放出の違いがあります。すなわち、核爆発では爆発による一瞬の大量放出に対して、今回は水素爆発による揮発性の高い核種の漏出と考えられます。従って、核爆発では、ウラン、超ウラン元素(プルトニウム、アメリシウムなど)核分裂生成物で質量数が90付近の元素(クリプトン、ストロンチウム、イットリウムなど)と質量数が130付近の元素(テルル、ヨウ素、ゼノン、セシウムなど)が放出されますが、今回は希ガスのクリプトン(Kr-85)とゼノン(Xe-133)、テルル(Te-132)、ヨウ素(I-131、I-132)、セシウム(Cs-134、Cs-136、Cs-137)が主な漏出元素で、ストロンチウムはセシウムの千分の1程度とされています。
2)福島原発から漏出した放射能の量は、およそ60京ベクレルとされていますので、その内セシウムが十分の1程度としますと、これは1945年から1963年までの核実験で放出されたセシウムの総量の十分の1程度と見られます。
3)汚染区域は単純に原子力発電所からの距離によって減少するのではなく、爆発があった当時の風向きによって、かなりの違いがあることがお分かりのことと思います。また、半減期の長いセシウム-137(物理的半減期:30年)などは風化作用による減少効果はあるものの、かなりの部分は長くその地に留まり影響を与えることになります。

過去の核実験との相違点


福島第一原子力発電所事故と過去の核実験との違いについての質問も多く寄せられています。
以下に、両者の相違点に関するご質問と回答の一例を紹介させていただきます。

【ご質問】
原発から放射能が漏出していますが、これは過去の核実験による放射能放出と比べて
1)露出する放射能の種類
2)放射能量
3)遠近の環境への短期/長期影響
相違点を教えてください。

【回答】
1)核爆発や運転を続けた原子炉が持っている放射性核種は基本的に同じですが、大気中への放出の違いがあります。すなわち、核爆発では爆発による一瞬の大量放出に対して、今回は水素爆発による揮発性の高い核種の漏出と考えられます。従って、核爆発では、ウラン、超ウラン元素(プルトニウム、アメリシウムなど)核分裂生成物で質量数が90付近の元素(クリプトン、ストロンチウム、イットリウムなど)と質量数が130付近の元素(テルル、ヨウ素、ゼノン、セシウムなど)が放出されますが、今回は希ガスのクリプトン(Kr-85)とゼノン(Xe-133)、テルル(Te-132)、ヨウ素(I-131、I-132)、セシウム(Cs-134、Cs-136、Cs-137)が主な漏出元素で、ストロンチウムはセシウムの千分の1程度とされています。
2)福島原発から漏出した放射能の量は、およそ60京ベクレルとされていますので、その内セシウムが十分の1程度としますと、これは1945年から1963年までの核実験で放出されたセシウムの総量の十分の1程度と見られます。
3)汚染区域は単純に原子力発電所からの距離によって減少するのではなく、爆発があった当時の風向きによって、かなりの違いがあることがお分かりのことと思います。また、半減期の長いセシウム-137(物理的半減期:30年)などは風化作用による減少効果はあるものの、かなりの部分は長くその地に留まり影響を与えることになります

Bq/kgからBq/m2への変換方法について


ボランティアでのご回答、いつもありがとうございます。Bq/kgからBq/m2への変換を教えてください。ネットで拾った方法で計算していくと、東京でも大変怖い状況のように思えます。台東区のHPで、砂場土壌測定地がセシウム134、137合わせて530Bq/kgです。表層から5cmのところを採取したそうです。また、表層の値を知るには5cm下の土ならば5倍をかけると知りました。 (http://savechild.net/archives/575.html) 5/7の安全委員会の会見でBq/kgからBq/m2への換算を聞いたところ65倍との回答があったそうです。 (http://d.hatena.ne.jp/chamuchamu/20110526/1306407709) 530×5×65で172,250Bq/m2になり、チェルノブイリの第3区分(放射線管理エリア)と第2区分(保証付き任意移住エリア)の境目になってしまいます。チェルノブイリは表層での測定だったそうです。 (http://onodekita.sblo.jp/article/45459241.html) とりあえず都内は通常の生活で大丈夫です、とのことですが、この数値を見る限りかなり危険なように思えます。チェルノブイリの第3区分とは結局どのような状態になり、当時どのようなことが行われたのでしょうか。当時のソビエトよりも厳しい状態にあることに恐れを持っています。どうぞよろしくお願いいたします。
関連キーワード:
 
まず、単位重量あたりの放射能濃度(Bq/kg)と単位面積あたりの放射能濃度(Bq/m2)の値を単純に換算することはできません。
ご質問では土壌における換算方法をお尋ねになられていると思われますので、土壌の密度を1.3 g/cm3と仮定し、土壌採取の深さを5 cmとした場合の換算方法を以下にお示しいたします。
土壌1kgに相当する体積は、体積(cm3)=1(kg)/1.3(g/ cm3)から、約769cm3と求めることができます。今回は、土壌採取の深さが5 cmですので、その面積は、体積を深さで除することにより、面積(cm2)=約769(cm3)/深さ5(cm)=約154 cm3 と求めることができます。よって、Bq/kgに相当する面積はBq/154cm2となり、これを単位面積あたりに直すと約65 Bq/m2となります。
台東区のHPに記載されている放射能濃度は、土壌採取の深さを5 cmとした場合の結果と思われますので、表層部分(土壌採取の深さ1cm)の放射能濃度は1/5になると考えられます。しかしながら、放射性セシウムは、クレイ(粘土)に固定される性質を持ち、現時点では地表から1cm程度の深さに留まっているとの報告もあり、実際の濃度は測定してみなければ分かりません。
ご質問の条件の場合、530Bq/kgに相当する単位面積当たりの放射能濃度は、530×約65 Bq/m2 =約34,450 Bq/m2 (約34 kBq/m2)となります。
この濃度は、チェルノブイリの汚染区域レベルの第4区域に相当するUnnamed Zone(37~185 kBq/m2)より低い濃度となります。
なお、第3区分に相当するPeriodic Control Zone(185~555 kBq/m2)は移住権利区ではなく、移住権利(及び義務)が発生したのはその上の区分 Permanent Control Zone (555Bq/m2~)からとなっておりました。以上より、少なくとも都内が当時のレベルよりも厳しい状態にあるとは考えられません。