2009年9月1日火曜日

プルサーマルとは


原子燃料サイクルとプルサーマルプルサーマルとは

プルサーマルとは、現在の原子力発電所でプルトニウムを使った燃料を使用することです

原子力発電所で使い終わった燃料を再処理すると、ウランとプルトニウムを取り出すことができます。このプルトニウムを基にMOX燃料(Mixed Oxide Fuel)をつくり、現在の原子力発電所で利用することがプルサーマルです。
(注)プル(プルトニウム)とサーマル(サーマルリアクター:熱中性子炉、一般には現在の原子力発電所)の2つの言葉を合わせた造語。軽水炉でプルトニウムを使用することです。
【計算式】プルサーマルは、「現在の原子力発電所(軽水炉)」プラス「モックス燃料」

MOX燃料とは、プルトニウムとウランを混ぜた燃料のことです

現在の原子力発電所で使っているウラン燃料のうち、核分裂しやすいウラン235の代わりにプルトニウムを使い、核分裂しにくいウラン238などと混合した燃料です。
MOX燃料は、ウラン燃料と同じような性質を持つようにつくられています。

ウラン燃料とMOX燃料の比較(例)

ウラン燃料は、核分裂しにくいウラン238が97%、核分裂しやすいウラン235が3%、モックス燃料は、核分裂しにくいウランなどが96%、プルトニウムが4%の比率となっています。

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