原子力発電のしくみ原子炉の種類
原子炉の2つのタイプ
日本の原子力発電所は、水を使って中性子のスピードを遅くする原子炉(軽水減速型)です。
この原子炉には2つのタイプがあります。
原子炉の中で直接蒸気を発生させる沸騰水型と、原子炉内では蒸気を発生させず、高温高圧の熱水を蒸気発生器に導いて蒸気を発生させる加圧水型です。
中部電力浜岡原子力発電所は、沸騰水型(3、4号機)・改良型沸騰水型(5号機)を採用しています。
この原子炉には2つのタイプがあります。
原子炉の中で直接蒸気を発生させる沸騰水型と、原子炉内では蒸気を発生させず、高温高圧の熱水を蒸気発生器に導いて蒸気を発生させる加圧水型です。
中部電力浜岡原子力発電所は、沸騰水型(3、4号機)・改良型沸騰水型(5号機)を採用しています。
原子炉(原子炉圧力容器)断面図
改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の特徴
改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)は、(1)作業員の受ける放射線量の低減、(2)運転性の向上、(3)経済性の向上、などを図ることを目標に昭和50年代初めより、これまでに培ってきた原子力発電所の建設、運転・保守の経験を踏まえ、国、メーカー、電力会社で開発実証された技術を集大成し、理想的な沸騰水型軽水炉として開発されました。
ABWRは、ヨーロッパをはじめ海外の発電所で十分な運転実績がある技術を取り入れ、新潟県の東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所6、7号機で採用されています。
中部電力では、2005年1月に営業運転を開始した浜岡原子力発電所5号機で採用しています。
中部電力では、2005年1月に営業運転を開始した浜岡原子力発電所5号機で採用しています。
鉄筋コンクリート製格納容器の採用
鋼製格納容器に代えて鉄筋コンクリート製格納容器を採用することにより、建屋容積が相対的にコンパクトになります。
この鉄筋コンクリート製格納容器の性能は、耐震性をはじめ従来の格納容器と同等以上です。
この鉄筋コンクリート製格納容器の性能は、耐震性をはじめ従来の格納容器と同等以上です。
改良型制御棒駆動機構の採用
通常運転時の制御棒駆動方式を電動駆動とすることにより、微調整が可能となり、運転性が向上します。
原子炉内蔵型再循環ポンプ(インターナルポンプ)の採用
原子炉内蔵型再循環ポンプを採用することにより、再循環系配管がなくなり、定期検査時に作業員が受ける放射線量が低減されます。
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