2012年6月5日火曜日

対岸の火事でなくなった韓国原発


あと1基停止で大停電!対岸の火事でなくなった韓国原発・電力危機

2012.6.5 07:15 (2/3ページ)韓国
2月9日夜に全電源喪失事故が起きていた韓国南部釜山の古里原子力発電所。右端が1号機=4月28日(共同)
2月9日夜に全電源喪失事故が起きていた韓国南部釜山の古里原子力発電所。右端が1号機=4月28日(共同)
 韓国は電力需要の読み誤りから昨年9月、全国規模の停電を経験しているだけに、昨夏の電力不足を節電で乗り切った日本を見習えとの論調が登場。朝鮮日報(電子版、5月11日)は、社説で「日本では昨夏の最も暑い時期に企業がコピー機の使用さえ控えたのに、韓国では商店などでドアを開けたままエアコンをつける非常識な行動が今も見られる」と韓国人の節電意識の低さを非難した。

大幅な値上げを検討

 夏の電力需要を抑えるため、韓国政府は大幅な電気料金値上げを検討。人口の大半が集中するソウル市は、ドアを開け放したままエアコンをつけている店舗に罰金を科す方針を示したほか、市職員に品位を保つ範囲で、短パンやサンダル履きを許可する「スーパークールビズ」の導入を決めた。
 電力不足が懸念されるからといっていったん止まった原発を再稼働させるには、慎重な見方も強い。稼働開始から設計上の寿命とされる30年が過ぎ、5月29日から点検とともに稼働を10年延長するかの検討に入った南部慶州(キョンジュ)の月城(ウォルソン)原発1号機については、周辺自治体から事故隠蔽で停止した古里1号機とともに「廃炉にすべきだ」との要望書が出された。
(次ページ)一方で原発事故の恐怖をあおる動きも

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