2012年4月5日木曜日

日本原子力研究開発機構の末路

日本原子力研究開発機構とは、核兵器製造の為の研究機関である。 そもそも原子力エネルギーの利用は核兵器、大量殺戮兵器の開発にある。 被爆実験の為に日本列島は原水爆の脅威に敗退した第二次世界大戦末期の時点で、戦線の維持、物資補給もままならず敗退は目に見えていたにもかかわらず、作戦を継続した政府の無能さに対する制裁にはあまりに多くの犠牲者をだした事を思い出して頂きたいと思うのである。
世代が変わろうが、決して忘れてはならない歴史上の事実、日本原子力研究開発機構の存在する意義は軍事力の強化である。 核ミサイルとは言わないが、劣化ウラン弾の製造はたやすいであろう。 そもそも、原子力施設と軍事施設が隣接する配置構造は、明らかに軍事を意識した国政の表れである。 実際問題として、政党の方々の多くに核の保有を支持する人々が多いと思うのは、気のせいであろうか。 日本原子力研究開発機構そのもんは、確かに問題はなさそうであるが、施設内及び、施設関係者が問題ないとは言い切れないのである。 また、安全性については、被ばく規模や放射線量など、人体に及ぼす影響を考慮していないとさえ考えられる節が、非常に目立つからだ。 職務上、被ばく線量を浴びている人々には、それがごく普通であり致死量ではないので問題ないのであろうから、感覚としては鈍感にならざる負えないのであろう。
 原因究明についても、事故調査などろくに行わない姿勢に、原子力発電の危険性が表れていると思えるからだ。
学会研究者の人々にとって調査は時間の無駄で愚かな行為といった認識でいるのであろうから、所詮は他人事と言った内心をさらけ出す結果となつたのである。 安全性について、これだけやればと言った規範があるわけでもないから、迷宮入りする中で埋没するしかないのであろうから、鈍感にならざる負えないのかもしれない。 ただ、そのような体制がいまもなを存在する事に、危険を感じている人々は、やはり反発するであろう。 世界各国の反原発派、デモなどを見る限り、いかに無用な機関であるか、国にとって、国民にとって有害で無益なものであるかと言う事が理解できたと思うのである。
チェリノブイリ原発事故、あれから二十数年、そして再び福島原発事故と繰り返される事故、そして、被爆大国日本として世界の頂点を極めたのである。 日本の安全神話が崩壊したいま、日本原子力研究開発機構は軍事産業に国政を上げて、原発再稼働を強行しなければ、日本原子力研究開発機構は崩壊、そして自滅してしまうのである。 そう、今の福島第一原発の様な末路が定められるのであろうから。











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