2012年4月13日金曜日

三発目の原爆は、原発であつた

太平洋戦争の終結、二つの原水爆の投下(リトルボーイとファットマン)二十世紀に核を放たれた日本帝国は、世界初の被爆国として、原子力利用に於ける被害を身をもって知る事となった国、多くの国民を犠牲に成り立った国でもある我が国、日本である。
第二次世界大戦を知らない私たちは、先人の犠牲の上に成り立っている事を再確認する必要があると想う。 意識レベルの低下、薄れゆく記憶、実際に核爆発を体験していると言った事実が、原発利用の推進を強め、破壊兵器ではなく、発電する為のエネルギー源であると研究開発が進んだのかもしれない。 核エネルギー反応、原子力エネルギー反応は、効率のよいエネルギー源であるが、経済性と汚染廃棄物といった副産物は浄化できない汚染物質を新たに生み出す人工的な有害物質を作り出す点にある。 この有害物質が放射能であり、核兵器に利用される大量殺戮の為の原爆や水爆のエネルギー源である核分裂エネルギーである。
 放射線治療、X線などは、これらの応用で、極めて人体に影響を及ぼさないが、放射線エネルギーを放つ、鉱物資源など自然界が放つ放射線は数多く存在する。
ちなみに、核爆発では8シーベルト、半減期間は約10分程度で、3ヶ月以内に100%死亡する被爆線量である臨界被爆線、閃光が見えた場合には、7、8シーベルト?線源からの距離にもよるが、4800シーベルト毎秒で確実に致死に至る。 爆死ではないが、被曝死である。 一般に年間被爆線量が4mシーベルト毎時であるが、一年は、8760時間
0.000456621マイクロシーベルト毎時の被曝線量を常に受けていることになると考えると、体内に取り入れられる放射線量の基準は適切であろうか?疑問が残るのであるが、内側に内在し続ける放射線源、体外への排泄はされづに半減期間のあいだ放射線量を放つ訳であるから、体内への摂取、内部被爆にはより、注意が必要であろう。
専門家ではないが、いづれにせよ危険である事は確かな事である特に、成長期の未成年の子供達や生まれて間もないお子さんをお持ちのご家族は、バラ撒かれた放射能汚染は、子供手当てなどでは決してまかないきれるものではないのである、命に関わる重要な問題である生産者への保証はあっても全国の消費者への保証は無いのであるから料金の値上げや増税、無意味なNHK視聴料金、無駄な公共事業、設備投資と上げれば切りがない。
原子力発電は、今の日本には必要の無いものの象徴であると言えるのである。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿