2012年3月6日火曜日

癒えぬ 悲しみ 石巻・大川小合同法要


癒えぬ 悲しみ 石巻・大川小合同法要

祭壇に並ぶ笑顔の写真に遺族らは悲しみを新たにした(代表撮影)
東日本大震災で児童、教職員84人が死亡、行方不明になった宮城県石巻市大川小の合同法要が4日、石巻市河北総合センターで営まれた。
震災から1年を前に遺族会と大川小が主催した。遺族や教職員のほか、無事だった児童や保護者、亀山紘石巻市長ら行政関係者の約500人が参列。バラやカーネーションなど約8300本の花で飾られた祭壇には、児童と教職員の写真が置かれ、遺族らは色とりどりの菊を手向けて冥福を祈った。
写真は遺族が持参した。ピースサインをしている女の子、野球チームのユニホーム姿の男の子、中学校進学を心待ちにしていた制服姿の6年生…。もう手が届かない大切な笑顔が並んだ。
2人の子どもを失った遺族会長の武山剛さん(57)はあいさつで「震災から1年を迎えるが、遺族の苦しくてつらい思いは少しも癒えることがない。互いに寄り添い、助け合い、泣きながら苦しみながらも懸命に生きていこう」と呼び掛けた。
大川小では全校児童の約7割に当たる児童70人と教職員9人が亡くなり、児童4人と教員1人の行方が分からない。同小周辺では、保護者や警察などによる捜索活動が今も続いている。

2012年03月05日月曜日

0 件のコメント:

コメントを投稿