実績データ放射性廃棄物の管理状況
放射性気体廃棄物年間放出量(単位:Bq)(2009年度~2010年度まで)
放射性希ガス(注1)
目標値・年度 | 1号炉および2号炉 | 3号炉、4号炉および5号炉 |
---|---|---|
目標値 | 測定下限濃度未満 | 3.6×1015 |
2009年度 | 検出されず | 検出されず |
2010年度 | 検出されず | 検出されず |
放射性ヨウ素(注1)
目標値・年度 | 1号炉および2号炉 | 3号炉、4号炉および5号炉 |
---|---|---|
目標値 | 測定下限濃度未満 | 1.1×1011 |
2009年度 | 検出されず | 3.0×105(注2) |
2010年度 | 2.8×108(注3) | 1.7×108(注3) |
粒子状物質
目標値・年度 | 全排気筒 |
---|---|
目標値 | |
2009年度 | 検出されず |
2010年度 | 4.9×105(注4) |
トリチウム(気体状)
目標値・年度 | 全排気筒 |
---|---|
目標値 | |
2009年度 | 9.2×1011 |
2010年度 | 1.2×1012 |
表中の「検出されず」は測定時において検出限界以下であったことを示します。
表中の1号炉・2号炉の目標値「測定下限濃度未満」は、測定時において「発電用軽水型原子炉施設における放射性物質の測定に関する指針(昭和53年原子力委員会決定)」に定める測定限界濃度未満で管理することを表しています。
(注1)2009年11月保安規定の変更により、放射性気体廃棄物の放出管理目標値を変更しました。
(注2)2009年8月20日浜岡原子力発電所5号機 排気筒排ガスから、ごく微量な放射性ヨウ素が検出されました。
(注3)2011年3月浜岡原子力発電所の排気筒排ガスから、ごく微量な放射性ヨウ素が検出されました(本事象は浜岡原子力発電所に起因したものではありません)。
(注4)2011年3月浜岡原子力発電所の排気筒排ガスから、微量な人工放射性物質が検出されました(本事象は浜岡原子力発電所に起因したものではありません)。
放射性気体廃棄物年間放出量(単位:Bq)(2008年度まで)
目標値・年度 | 放射性希ガス | 放射性ヨウ素 | 粒子状物質 | トリチウム(気体状) |
---|---|---|---|---|
目標値 | 6.3×1015 | 3.1×1011 | ||
1993年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 7.8×1011 |
1994年度 | 1.9×1011(注5) | 検出されず | 検出されず | 5.7×1011 |
1995年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 6.4×1011 |
1996年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 8.1×1011 |
1997年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 8.6×1011 |
1998年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 9.0×1011 |
1999年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 7.7×1011 |
2000年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 7.1×1011 |
2001年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 9.4×1011 |
2002年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 8.0×1011 |
2003年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 5.3×1011 |
2004年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 8.0×1011 |
2005年度 | 検出されず | 2.0×103(注6) | 検出されず | 7.5×1011 |
2006年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 7.4×1011 |
2007年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 7.4×1011 |
2008年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 9.4×1011 |
表中の「検出されず」は測定時において検出限界以下であったことを示します。
(注5)1994年12月3日浜岡原子力発電所1号機の燃料破損により1号機、2号機共用排気筒からの放射性希ガスの放出がありました。
(注6)2005年7月27日浜岡原子力発電所可燃性固体廃棄物焼却炉排ガスから、ごく微量な放射性ヨウ素が検出されました。
放射性気体廃棄物
放射性希ガス | 希ガス(クリプトン、キセノン、ラドンなど)のうち、放射能を持つもの。 (検出限界濃度:2×10-2Bq/cm3) |
---|---|
放射性ヨウ素 | ヨウ素のうち、放射能を持つもの。 (検出限界濃度:7×10-9Bq/cm3) |
粒子状物質 | 粒子状物質(セシウム、コバルト、マンガンなど)のうち、放射能を持つもの。 (検出限界濃度(コバルト-60で代表):4×10-9 Bq/cm3) |
トリチウム(気体状) |
水素のうち、放射能を持つもの。
自然界のどこにでも存在しており、また、国連科学委員会報告書(2000年)では、トリチウムは宇宙線などにより毎年約7.2×1016Bqが生成され、地球全体で約1.3×1018Bqが存在するとされています。なお、2007年度のトリチウムの放出量(7.4×1011Bq)は、この量に基づき年間の被ばく線量を評価すると、法令により定められた線量限度(1mSv)の10万分の1以下の値です。 |
放射性液体廃棄物年間放出量(単位:Bq )(2009年度~2010年度まで)
トリチウムを除く放射性液体
目標値・基準値・年度 | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 |
---|---|---|---|---|---|
目標値 | 9.2×109 | 9.2×109 | 3.7×1010 | 3.7×1010 | 3.7×1010 |
基準値 | |||||
2009年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 検出されず |
2010年度 | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 検出されず | 検出されず |
トリチウム(液体状)
目標値・基準値・年度 | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 |
---|---|---|---|---|---|
目標値 | |||||
基準値 | 9.2×1011 | 9.2×1011 | 3.7×1012 | 3.7×1012 | 3.7×1012 |
2009年度 | 5.6×108 | 5.3×109 | 4.3×1011 | 1.4×1011 | 7.1×1010 |
2010年度 | 5.6×108 | 3.8×109 | 3.1×1011 | 2.7×1011 | 5.5×1010 |
表中の「検出されず」は測定時において検出限界以下であったことを示します。
放射性液体廃棄物年間放出量(単位:Bq )(2008年度まで)
目標値・基準値・年度 | トリチウムを除く放射性液体 | トリチウム(液体状) |
---|---|---|
目標値 | 1.8×1011 | |
基準値 | 1.8×1013 | |
1993年度 | 6.0×105(注7) | 1.4×1012 |
1994年度 | 検出されず | 1.3×1012 |
1995年度 | 検出されず | 1.0×1012 |
1996年度 | 検出されず | 6.8×1011 |
1997年度 | 検出されず | 6.0×1011 |
1998年度 | 検出されず | 1.3×1012 |
1999年度 | 検出されず | 9.4×1011 |
2000年度 | 検出されず | 6.1×1011 |
2001年度 | 検出されず | 6.2×1011 |
2002年度 | 検出されず | 7.5×1011 |
2003年度 | 検出されず | 5.9×1011 |
2004年度 | 検出されず | 4.6×1011 |
2005年度 | 検出されず | 7.5×1011 |
2006年度 | 2.7×104(注8) | 6.8×1011 |
2007年度 | 検出されず | 6.0×1011 |
2008年度 | 検出されず | 7.3×1011 |
表中の「検出されず」は測定時において検出限界以下であったことを示します。
(注7)液体廃棄物処理系に新たな設備を追加したことにより、2006年度を除き、1994年度以降は検出されていません。
(注8)2006年9月23日浜岡原子力発電所3号機タービン建屋海水ドレンサンプから、補給水が放出されました。
放射性液体廃棄物
トリチウムを除く放射性液体 | 発電所からの排水中に含まれる不純物(セシウム、コバルト、マンガンなど)のうち、放射能を持つもの。(検出限界濃度(コバルト-60で代表):2×10-2 Bq/cm3) |
---|---|
トリチウム(液体状) | 水素のうち、放射能を持つもの。 自然界のどこにでも存在しており、また、国連科学委員会報告書(2000年)では、トリチウムは宇宙線などにより毎年約7.2×1016Bqが生成され、地球全体で約1.3×1018Bqが存在するとされています。なお、2007年度のトリチウムの放出量(6.0×1011Bq)は、この量に基づき年間の被ばく線量を評価すると、法令により定められた線量限度(1mSv)の10万分の1以下の値です。 |
放射性固体廃棄物管理状況(単位:本相当)
固体廃棄物貯蔵庫では放射性固体廃棄物をドラム缶などに封入し保管管理しています。
本数:200リットルドラム缶換算。
当該期間発生量には、新たに発生したものの他に分別・充填処理により詰替えなどをおこなったものを含みます。また、発電所内減量とは、焼却および分別・充填処理で減量したもので、発電所外減量とは、低レベル放射性廃棄物埋設センターへの搬出による減量を示します。
本数:200リットルドラム缶換算。
当該期間発生量には、新たに発生したものの他に分別・充填処理により詰替えなどをおこなったものを含みます。また、発電所内減量とは、焼却および分別・充填処理で減量したもので、発電所外減量とは、低レベル放射性廃棄物埋設センターへの搬出による減量を示します。
年度 | 当該期間の発生量 | 当該期間の減少量 | 発電所内減量 | 発電所外減量 | 貯蔵設備容量 | 当該期間末の保管量 |
---|---|---|---|---|---|---|
1992年度 | 1,271 | 3,012 | 1,092 | 1,920 | 42,000 | 30,113 |
1993年度 | 1,944 | 2,720 | 0 | 2,720 | 42,000 | 29,337 |
1994年度 | 3,160 | 2,400 | 0 | 2,400 | 42,000 | 30,097 |
1995年度 | 2,068 | 1,920 | 0 | 1,920 | 42,000 | 30,245 |
1996年度 | 2,208 | 1,760 | 0 | 1,760 | 42,000 | 30,693 |
1997年度 | 3,432 | 2,252 | 652 | 1,600 | 42,000 | 31,873 |
1998年度 | 3,960 | 3,869 | 3,069 | 800 | 42,000 | 31,964 |
1999年度 | 4,604 | 3,069 | 2,272 | 797 | 42,000 | 33,496 |
2000年度 | 4,208 | 2,622 | 2,102 | 520 | 42,000 | 35,085 |
2001年度 | 3,840 | 3,654 | 2,574 | 1,080 | 42,000 | 35,271 |
2002年度 | 1,876 | 1,380 | 340 | 1,040 | 42,000 | 35,767 |
2003年度 | 4,157 | 4,412 | 3,332 | 1,080 | 42,000 | 35,512 |
2004年度 | 3,436 | 3,876 | 2,900 | 976 | 42,000 | 35,072 |
2005年度 | 3,506 | 3,592 | 2,512 | 1,080 | 42,000 | 34,986 |
2006年度 | 4,280 | 3,682 | 2,602 | 1,080 | 42,000 | 35,584 |
2007年度 | 3,736 | 3,282 | 2,202 | 1,080 | 42,000 | 36,038 |
2008年度 | 5,300 | 5,880 | 4,800 | 1,080 | 42,000 | 35,458 |
2009年度 | 5,444 | 5,712 | 4,632 | 1,080 | 42,000 | 35,190 |
2010年度 | 5,284 | 5,664 | 4,464 | 1,200 | 42,000 | 34,810 |
ガラス固化体返還実績
回数 | 当社分本数 | 全電力分本数 | 再処理委託先 | 国内到着日 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 28本 | AREVA NC |
1995年4月26日
| |
第2回 | 40本 | AREVA NC | 1997年3月18日 | |
第3回 | 10本 | 60本 | AREVA NC | 1998年3月13日 |
第4回 | 10本 | 40本 | AREVA NC | 1999年4月15日 |
第5回 | 10本 | 104本 | AREVA NC | 2000年2月23日 |
第6回 | 20本 | 192本 | AREVA NC | 2001年2月20日 |
第7回 | 28本 | 152本 | AREVA NC | 2002年1月22日 |
第8回 | 20本 | 144本 | AREVA NC | 2003年7月23日 |
第9回 | 132本 | AREVA NC | 2004年3月4日 | |
第10回 | 22本 | 124本 | AREVA NC | 2005年4月20日 |
第11回 | 20本 | 164本 | AREVA NC | 2006年3月23日 |
第12回 | 20本 | 130本 | AREVA NC | 2007年3月28日 |
合計 | 160本 | 1,310本 |
AREVA NC:フランス核燃料公社(旧COGEMA)
日本では、これまで使用済燃料の再処理のほとんどをフランスやイギリスの事業者に委託してきました。
再処理に伴って発生する高レベル放射性廃棄物は、ガラス固化体に加工されて日本に戻ってきます。ガラス固化体は、青森県六ヶ所村の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターで30年~50年間自然通風により冷却された後、安全に地層処分される予定です。
再処理に伴って発生する高レベル放射性廃棄物は、ガラス固化体に加工されて日本に戻ってきます。ガラス固化体は、青森県六ヶ所村の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターで30年~50年間自然通風により冷却された後、安全に地層処分される予定です。
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